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受け身の授業と、考える力

 先日、小学2年の息子が学校の授業で

昆虫が必要だと言った。

 

生活科の時間に、1人1匹秋の虫を探してきて

観察をするという内容らしい。

 

早速、近くの公園で

大きなショウリョウバッタを誇らしげに

捕まえて、帰ってきた。

 

1人1匹持っていかないと、、という

ノルマ的なものから解放された安堵感と

 

自分で捕まえられたという達成感や嬉しさ

 

色んな感情が混じっているようだった。

 

そして、虫を学校へ持っていき毎日学校に

行く目的も出来た息子は、

 

いつもより早起きをして、急いで学校に向かうようになり、日々お世話をして3日目。

 

虫カゴを家に持ち帰ってきた。

 

まだ、クラス全員の虫が揃っていなくて

観察の授業は終わってないらしいが

ショウリョウバッタはすでに元気がなく

グッタリとしている。

 

「死んじゃったの?」と、涙目の息子。

 

人間の授業の速度と、

虫の命はタイミングよくいかない。

 

「何で、授業で命を使う必要が

 あるんだろう?

僕が捕まえたから、

いけないことをしたんだ。」

 

と、怒り口調で言った息子の言葉に

 

私はすぐにフォローの言葉がでなかった。

 

授業で学習をするためにと、

先生の言ったことを聞いて行動した息子

 

でも、

 

僕は命を使うまでの観察はしたくなかった

と、自分の気持ちを表現した息子

 

どちらの息子の姿も、認めたくて

どちらもステキだなと思ったから。

 

「きっと、この授業は裏のねらいがあってさ。

虫を観察することっていうねらいで終わるのか

観察することで、命を大事に扱うって

ことに気付けるのかっていう

 

先生からの、問題だったんじゃないかな?

 

それを、ちゃんと気付けたってことは

授業をしっかり受けたってことだから

クリアーしたんじゃない?」と、

 

伝えた私。

 

そして、

今出来ることは、

 

「ショウリョウバッタは死んじゃったけど

観察して形に残してあげることで

その中に生きていけるんだから

しっかり観察を終わらせておいで、」と。

 

そう言って、今朝もう動かなくなった

ショウリョウバッタを入れた虫カゴを

持って登校して行った息子。

 

学校だけが教育を教えるのではなくて。

時には、矛盾や疑問をもつこの世界を

どう捉えたらいいのかと、

自分なりの答えを子どもの力で見つけていく

 

そのきっかけとして学校があり

その心を見守るために家庭がある。

 

そんなことを、教えてくれた

自然界の先生が、秋にいた。

 

帰ってきたら、

命を教えてくれたショウリョウバッタを

一緒に土に返してあげたいと思う。

 

by カメSAN

《活動ニュース》