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ゆらぎの中で生きる

 

4月7日たまプラーザ地域ケアブラザで行われたがん哲学外来カフェに参加させていただいた。

カフェは、樋野興雄先生が2008年にがん患者と医師のすき間を埋め、患者や家族のこころに寄り添うために順天堂大学付属病院に開設してから、全国に続々と広がっている。

 

2年前にたまプラーザカフェをつくった和田夫妻は、30才で息子の真悟さんを血液のがんで看取った。

毎月、開催するカフェには、がん患者やその家族だけでなく、テーマに惹かれて参加する方もいるらしい。今回は、川崎で同様のサロンを開く予定の包括支援センターの方たちも学びに来ていた。

 

今回のテーマである「ゆらぎ」とは、物理学で、物質は一点にとどまらず、ふらつきの中で安定し、心地よさを感じるもの。昔のガタンゴトンと線路の繋ぎ目で揺れる電車が心地よく、眠気を感じるのがそれだ。

がんを患うと、検査のたびに腫瘍の大きさ数ミリに一喜一憂したり、手術に成功しても「もう大丈夫」とは思えず、ゆらいでしまうらしい。しかし、そんな日々のゆらぎでいいのではないか?と和田氏は考える。こうでなければいけないと一点にとどまることがないことがゆらぎだと。

 

生きる勇気を語り合えるカフェは、いつでもむかえいれてくれる居場所だ。

 

ご夫妻から共著「定命 父の喪・母の喪―息子が遺してくれた『生き直す力』」をチャイルドラインに謹呈していただいたことと樋野先生から結びついたご縁に心より感謝いたします。

 

 

 

       by フルーツパラダイス

 

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