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熊本便り 3

熊本便り(11月23日) 甦れ! 「熊本城」

 

 

 

 今回の熊本地震の甚大な被害の象徴となったのが、「熊本城」です。日本三名城のひとつとされる美しい城で、約400年前に加藤清正が築城しました。

 

 熊本城は全国でもめずらしく、繁華街のすぐそば、熊本市役所の目の前にあります。横浜でいえば、横浜高島屋のとなりにあるといったところでしょうか。つまり、多くの熊本県民が日常の買い物しながらお城を眺め、いつも身近に美しいお城を感じて生きていたのです。

 

 そのお城は、敵からも災害からも守る堅牢で名高く、「武者返し」と呼ばれる独特の石垣は、加藤清正が近江国から率いてきた特殊技術を持つ石工集団「穴太衆(あのうしゅう)」よって作られました。地面付近は勾配がゆるく(30度程度)、上に行くにしたがって勾配がきつくなる(ほぼ垂直)独特なもので、「武者も返ってしまう」ほどの石垣なのです。

 

 そんな熊本県民の「こころのよりどころ」ともいうべき熊本城が地震で崩落したのですから、県民の落胆は言葉にならないほどでした。しかも、日々、その崩れ落ちたお城を目の当たりにするのです。「あの難攻不落の熊本城が・・・」と、深い悲しみに襲われました。

 

 しかし、ひとはすごいと思います。そんなお城を眺めながら、いつしか「あの熊本城が・・」から「熊本城がわたしたちの身代わりになってくれた」と人びとは信じるようになりました。それもそのはず、震度7という阪神淡路大震災と同程度の巨大地震に見舞われながら、おどろくほど死者が少なかったからです(地震直接の死者は48人)。

 

 そんな熊本城を復興しようと、国や県、市も立ちあがりました。普通は、建物を修理する場合、その過程はひとの目にふれないよう進められますが、みんなで復興するという思いを込めて、復興の過程も観光事業にしようということになりました。これは、熊本藩の藩主だった細川家の18代当主、細川護煕氏の提案によるもので、熊本に行けば、お城の復興の様子も見学できます。

 

 しかし、復興まで最低30年間、費用は約600億円ともいわれます。残念ながら、わたしは新しい熊本城を見ることはできませんが、復興に力を貸すことはできます。未来の子どもたちに美しいお城を残すことに協力できるのです。

 

 そうです、あなたも。あなたも。だれでもできます。

 

 じつはいま、「復興城主」を募集しています。一口1万円以上の寄付で、永代帳に名前が載り、城主証や城主手形が送られてきます。また、熊本出身の漫画家、尾田栄一郎さんのワンピースのグッズもプレゼントされます。

 

 よかったら、復興城主になって、未来の美しいお城の主になりませんか。徳丸のり子

 

 前回の便りはこちらからどうぞ 

熊本便り 1 熊本便り 2

 

 

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