
渋谷で電車を待っていたら、観光客らしき外国人夫婦から横浜行きの電車を尋ねられた。
私も横浜に行くので一緒に乗りましょうと伝えたところから会話が弾み出し、彼らの目的地であるみなとみらいまで案内することになってしまった。
聞けばスペインのグラナダから昨日日本に到着したばかりという。
奥様がなんとか英語がわかる程度。フランス語でもいいわよ、と言われても…(汗)。
息子さんお手製の旅のスケジュールノートには、今日はYOKOHAMA-minatomirai 、明日からはJingu(神宮)、Nikko、Hakone、Kyoto、Nara、Hiroshima、Miyajima…とギッシリの日程が。12日間をかけて日本を周るのだそうだ。
みなとみらいに着いて人ごみの中を一緒に歩く。ついさっき出会ったばかりなのに、写真を撮りあったりカフェでお茶をしたり。
英語もたどたどしい私の精一杯のおもてなしは、知っているスペイン語を口にすることぐらい。これが英語を話せないご主人には大うけ。ウノ、ドス、トレスでも気持ちは伝わることがわかった。
日本の電車は確かにわかりづらいけれど、外国人観光客のための乗り放題チケット(JR)は桜の写真でとてもキレイなこと、駅の窓口の方も英語でとても丁寧な応対をされていることもわかった。そして「何か困ってますか?」と話しかけて来る方も。
外国人に話しかけられても無視したり、シャイな日本人なんていうのはひと昔前のことなんだ!だってこの私でもこうやって案内できているんだもの。
お茶をご馳走してもらい、グラナダに来たら絶対連絡してねと電話番号を渡され、二人と別れた。その後の予定もなんとなくおぼつかない感じだったけれど、きっとまたどこかの誰かさんが二人を助けてくれるんだろうな。
by マイペンライ