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小泉今日子さん

 女優で歌手の小泉今日子さん。もともと生粋のアイドルで、「なんたってアイドル」という歌で「そう私はアイドル」といってのけたひとである。アイドルではあったけれど、歳を重ねるごとに静かな輝きをみせ、つい最近は、朝ドラ「あまちゃん」のお母さん役や鎌倉が舞台のテレビドラマ「最後から二番目の恋」で、お茶の間の人気を博した。

 私は読売新聞をとっているが、じつは彼女は昨年まで10年間、読売新聞日曜の読書欄(たぶん相当人気がある。わたしも大好き)の読書委員を務めていた。センスも文章もいいなと思っていたのだが、先日の読売新聞の記事「わたしの上半期の読書」(だったと思う)にはビックリした。

 自分が読んだ本の解説を新聞1面にわたってするのだが、その文章がいい。おごらず、おもねらず、自分の意見を静かに表現する。その内容が、またいい。

 タイトルは「ゆっくりゆっくりサヨナラをいう」。自分が選んだ本が、期せずして3冊とも「別れ」に関する本だったので、彼女は言うのだ。「言葉をなぞりながら、ゆっくりゆっくりサヨナラを言うとともに、自分が確かに生きていることを確認するのだ」と。

 ああ、内容はちょっと不確かだけれど、だれにでもわかる易しい言葉で生きることの意味やひととの出会いの妙をさらりと紡ぐそのセンスはみごとだ。

 かつてアイドル時代に黒柳徹子に言われた言葉も忘れずに自分のこころにしまい、成長の糧としたのもすごい。アイドルを決してなめることなかれ。これは小泉今日子だからなのかな。

《活動ニュース》